ハロウィンと言えば、子供たちが仮装をしてお菓子をもらいに家をまわるのはよく知られていますよね。
確かに、子供たちとしては、お菓子がもらえるのでうれしいのですよね。でも、どうしてお菓子を差し上げるのでしょう。
「ハロウィンだからね」と言われても、なんとなくしっくりこない。
そこで、今回、ハロウィンのお菓子の意味、配る時の種類と量と喜ぶ呼び方について調べて見ました。
なお、オーストラリアに住んでいる管理人の知り合いの話も紹介しますので一緒に見てみましょう。
お菓子を配る意味とは
もともとハロウィンとは、古代ケルト人が行っていたお祭りが起源であろうと言われていますね。
古代ケルト暦では1年の終わりが10月31日と定められていたので、毎年この日に秋の収穫を祝い、ご先祖様が帰ってくるのをお祝いするお祭り行事が行われていたとのこと。
なんなく、日本のお盆的な要素に似ていますね!(^^)!
昔はこの時期に、ご先祖様の霊が帰ってくると信じられていたのですが、実は、なんと! 悪霊や魔女も一緒についてきて、農作物や畜産物に害を与えたり、子供たちをさらったりと悪さもしていたのです。
そのうえ、この悪霊たちは人々の家の周囲を徘徊し、家の中に入ってまで悪さをしようとしていたそうです。
悪さ回避対策
そこで、人々は悪霊達が家の中に入ってこないようにするために考えました。それが、お菓子を渡して元の世界へ帰ってもらうように、お菓子配りで魔除けをしたわけですね。
これが、ハロウィンにお菓子をあげる起源でもあり、配る意味なのです。(知っていましたか!(^^)!)
そして、今では、魔除けのために子供たちにお菓子を配っているのですね!
では、配るお菓子の種類やどれくらいの量を配ったらいいのかも気になりますので見てみましょう。
配るお菓子の種類
子供たちに配る種類は、基本的にあまり多くせず2~3種類で十分です。というのも、何件かの家を回るので、その点を考慮しなくてはなりませんのでね。
お菓子の種類としては、キャンディーやパイ風のお菓子などが子供には受けがいいです。そのためか、ハロウィンの近くになりますとスーパーなどで、ハロウィン用のファミリー向けの大型の袋菓子が陳列さているこど多いので利用しましょう。
以前の我が家での経験では、不二家のミルキーセレクションと三立製菓の源氏パイを購入しました。
それを100均ショップでラッピング用のひも付き袋にお菓子を入れて準備しました。最近の100均ショップは、ハロウィンの時期が近くなると、これでもかというくらいいろんなグッズが取り揃えているので、大いに活用しましょう。
ここで、管理人の知り合いオーストラリアではお菓子をどんな準備をするのかお伝えしますね。
海外のハロウィンのお菓子はどんな準備するか?
まず、最初にオーストラリアで体験した時のお話しをしますね。
ハロウィンで子供に配るお菓子は、各ご家庭で用意されています。手作りのお菓子でもいいし、スーパーなどで調達してもいいです。スーパーなどで調達の場合は、一個ずつ梱包されていて、あげる時にとても簡単ですね。
最近では、ハロウィンの時期になるとハロウィン仕様のお菓子が売られていたりしますが、特にパッケージの部分がハロウィン期間限定のかわいいパッケージになっていたりするのですよ。
でも一般的には、各家庭で“ヌガー”や“タフィー”と呼ばれる硬い飴やキャンディー”などを昔ながらのハロウィン用のレシピで作って用意していることが多い。
なお、イギリスではハロウィンとリンゴの収穫の時期が重なる為、“タフィーアップル”と呼ばれる、リンゴを飴でコーティングしたお菓子です。日本のお祭りでよく見かける「リンゴ飴」です‼
お菓子の配る量について
オーストラリアでも、あげる量も一人につき、キャンディーや小さなお菓子を1~2個程度です。子供たちは何軒もお家を回って歩くので、沢山のお家からちょっとずつ、いただいいき、最終的にはたくさん集まって大喜び。!(^^)!
そういえば、最初、私が間違って子供達にお菓子をあげた時、狂喜乱舞していました。そりゃそうですよね、何十件分ものお菓子一度にあげちゃったのですからね。
今ではもう、あげていませんけどね(#^^#)
ハロウィンでは、盛り上げるためのマナーもあるのです。
お菓子の配るマナーもある?
欧米では、子供たちは「Trick or Treat!」と言いながら、各家庭を回ります。
子供たちがその言葉を言ったら、「お菓子をあげるからいたずらしないで~~~」と怖がりながら子供たちにお菓子を渡すのがマナーだそうです。
そして、「お菓子をあげるからいたずらしちゃダメよ~」、「お菓子をあげるからあっちへ行って~」と言葉をかけるのもハロウィンのマナーとなっているそうです。
これがオーストラリアでのマナーなのです。多少、演技的なパフォーマンスが必要なのですね。
日本の場合は、ちょっと表現が違っているようですね。
「お菓子をくれないとコチョコチョするぞー」と子供たちが言うと・・・大人は、「まあ、大変、お菓子をどうぞ!」と言っているのが多いですがね。
更に、配るときには、子供が喜ぶようにしてあげる呼び方もありますので紹介します。
子供たちが喜ぶ呼び方
また 、ルールではないですが、これを知っておくと子供たちにウケよくなりますので紹介しておきますね。
お菓子をもらいに来る子供たちは、張り切って仮装しています。たとえ 、その子の名前を知っていても、あえて「魔女さん」とか、「ドラキュラさん」と呼んであげると喜びますよ。
仮装やメーキャップなどを褒めてあげると、子供達は大喜びで、テンションもさらに上がります‼(*^-^*)
仮装もなく、普通にお菓子をもらいに来た子供たちには、「Happy Halloween!」と言いながらお菓子を渡してあげましょう。
子供たちが楽しめるように、大人も楽しみながらお菓子を配りましょう!
オーストラリアでは、大人も子供も遊び感覚で楽しんでいます。日本の若い人もハロウィンパーティーでも、張り切って仮装に対して変装やメーキャップを褒め合うようですが、呼び方の工夫もすると盛り上がるかもしれませんね。
終わりに
オーストラリアの知人の話がまだありますので、ご紹介しますね。
「何年か前に最初、オーストラリア以外の海外住んでいたとき、近所の子がお菓子をもらいに来て、お菓子をあげた経験があります。その際、お菓子をもらいに来るハロウィンの習慣は、何となくは知っていましたが、実際に子供達が訪ねてきた時は、何をあげたらいいのか、どのくらいあげたらいいのか、まったくわからず、とりあえず家にあったお菓子を丸ごとあげたこと思い出しました。後で、少しの量をちょっとずつ配ることを知ったですよ。」
可愛いヴァンパイアや魔女たちが訪ねて来たら、一緒に楽しみながらお菓子を配ってみてくださいね。
また、ハロウィンの日にはこんな言い伝えもあるんですよ。
「ハロウィンの真夜中にリンゴを食べて、後ろを振り返らずに鏡を見ると、将来の旦那様の面影が映る」
「ハロウィンの夜、Tの字になるように靴を脱いで、歌を口ずさみながら後ろ向きで一切しゃべらずにベッドにはいると、旦那様となる人の夢を見る」
…. いかがですか?
こんなロマンティックな言い伝えがあるなら、「今年のハロウィンの日には試してみようかな?」と思っているんではないですか。頑張ってくださいね。!(^^)!