朝、起きて最近、左手の中指が引っ掛かり開きにくいんだぁ~という経験ってありませんか?
管理人の奥さんに話したら、「バネ指じゃないの」と言われた。
「バネ指って・・・」何?
私は、初めて聞く言葉だったので、「どうして、こんな言葉を知っているの?」と聞いてみたら、そうしたら・・・パート先で働いている女性の方がなったらしく、それで知っていたとのこと。
そこで、今回、いったいバネ指ってどんな症状でなにが原因でなり、どんな治療法をするのか気になり調べて見ましたので、一緒に見てみましょう。
どんな症状なのか?
まず、下の写真をみてください。
この写真は、朝、管理人の目覚めて左手を広げた時の状態です。
動画でないのでわかりにくいですが、左手の中指たけが引っ掛かった状態で開けにくいのです。それでも、何とか自力でカックンと開けるとことができます。
実は、バネ指の症状としては、初期、中期、末期のステージ症状があり、治療法が違ってくる。
ステージ別の症状
それぞれのステージ別の症状に見てみると
初 期
症 状:指に違和感を感じる程度で気づかないケースが多い
治療法:負担をかけなければ自然治癒
中 期
症 状:指の折り曲げがおかしい感覚となり指の折り曲げが窮屈な症状
治療法:病院で診察を受け医者の指示を受ける
後 期
症 状:指の折り曲げができない、動かすと激痛となる症状
治療法:手術しか方法はない
今のところ管理人のバネ指状態は、バネ指の初期の終盤から中期にかけての症状の特徴なので、就寝前にシップをして経過を観察中です。
今現在は、朝、起きた時に症状がありますが、その後、症状か軽減することが多く、ほぼ、夕方にはバネ指の反応がない。
ほとんど方は、すぐ治ると思い、そんな状態をほったらかしておく。確かに、あまり使わないでいれば、自然治癒もあるらしい。
しかし、どうしてバネ指になるのでしょう。
バネ指の原因とは?
どんな原因なのかを調べてみましたら、
- 指の使い過ぎ
- 女性ホルモンの変調(更年期、妊婦)
- ある病気の併発や感染など(糖尿病、リウマチなど)
と大きく3つあるということです。
この原因で一番多いのが、指の使いすぎによる指の腱鞘炎(けんしょうえん)です。
腱鞘炎って聞くと足のアキレス腱というイメージをしませんか。
指の腱鞘炎とは
だから、どうして指なの?
しかし、考えてみれば足にしても、指にしても腱(筋肉)が必要です。もしなければ、曲げられない、握れない。これを過度に、同じ箇所を使いすぎると炎症を起こすのですね。
ところで、腱鞘炎(けんしょうえん)という文字に「鞘」という漢字があります。この「鞘」の読み方は、サヤです。サヤと言うのは、例えば、日本刀を収めるのをサヤと言いますネ。
このサヤと日本刀がスムーズ収められなくなる関係が腱鞘炎(けんしょうえん)ということです。
バネ指の発生のメカニズムは次のようなイメージです。
指先を動かす筋肉の腱がところどころで丸い鞘(サヤ)で抑えられている。これが、限界を超える動きをしてしまうと、引っ掛かりやすくなり、やがて、腱が膨張してしまい炎症を起こしてしまう。
と言うことは、腱を収める鞘(サヤ)が炎症することが腱鞘炎(けんしょうえん)ということです。腱鞘炎だから、湿布して、使わないようにしていればそのうちに、治ると思いがちですが・・・仕事などでどうしても使わざる得ない状況で使ってしまうのです。
このバネ指の腱鞘炎の場合は、ほったらかしにすると大変なことになります。
特に、仕事などでどうしても使う場合は、要注意です。
では、どんな治療がいいのか見てみましょう。
どんな治療法がいいのか?
症状のところでも、少し話しましたが、初期の場合は、あまり気になりませんが、中期の段階では、なるべく指を使わないようにするのがいい。
がしかし、仕事でどうしても使わざる得ない状況になると、突然、バネ指の状態が強くなり、悪化してしまい、指が動かなくなり、最悪の場合は、手術というケースが多いということです。
手術となりますと、かなりひどい状況なので、その間、何か対処はないものかと探していたら回復法というものがありましたので、紹介します。
回復法としては、マッサージをしたりして、ゆっくり指の状態を元に戻していくようにします。
別な方法としては、
- 洗面器に暖かい水を張り、
- その中で、じゃんけんのグーとパーを繰り返し、
- 指を曲げ伸ばしする時の痛みを和らげて、治す
という方法があります。
手術で根本治療がベスト
しかし、このバネ指が進行した場合には、一気の回復は、稀のようです。むしろ反対に、徐々に進行していくのが特徴のようで、そんな方が多いらしいです。
進行性障害といわれて、最終的に手術を覚悟していた方がいいらしい。整形外科の外科手術により根本的な治療となるらしいです。
手術の方法は次の二種類があります。
腱鞘切開手術(けんしょうせっかいしゅじゅつ)
ほとんどは、この手術が多くて費用も安いとのことです。
内視鏡手術(関節鏡手術)(ないしきょうしゅじゅつ)
近年、注目を集めている手術ですが、行える施設がほとんどない。
基本的に、日帰りの手術となり、費用も、高額でないようですね。
手術して、また、同じような作業すると再発が怖いので、その防止策を見てみましょう。
再発防止策
手術後は、指の酷使する仕事は避ける。ということは、配置換えを願うことが大事ですね。
しかし、治ったということで、知らずのうちに、酷使することが女性の場合、多いのではないかと思います。
そこで、再発防止策として
- 指周りをマッサージし、
- 血行を促し、
- コリをほぐすようにする
とよいです。
終わりに
最初にお話しをした管理人の奥さんのパート先の女性の方は、最終的に、手術をしたようです。
悪化するとやはり、手術になるようですね。話の中では、単なる指の腱鞘炎という思い込みで、一年近くもマッサージ屋に通っていたようです。
管理人も早めに、一度 病院へ行かなくちゃ!
その後の話も、機会を改めてしますね。(^_^;)