海苔をはじめ海藻類を違和感なく食べていますが・・・
これって、ほぼ日本人だけであることを知っていましたか?
当たり前と思っていた方には、どうしてなのと不思議に思いませんか。
実は、これは日本人だけが特有のものを持っていることで、海藻類を抵抗なく受け入れらていることができるのですよ。
その結果、難なく海藻を消化できるのです。
そんな海藻を消化できる日本人について、どうしてなのかについて一緒に見てみましょう。
海藻を見て美味しそう?
あなたは、海藻を見て美味しそうと思うことはあまりないと思います。がしかし、調理した海藻を見ただけで美味しそうと思うのはなぜなのでしょう。
これは、海藻の消化が日本人だけを解明する前に、非常に大切なところなのです。そこで、ここで、管理人のつたない食レポを見て頂き、少しでも食べてみたいと思うかどうか見てください。
海藻うどんの食レポ
管理人は、たまに遠出する海岸の近くに、海産物を買う店があります。このお店には、軽食コーナーがある。
今回は、昼時と重なり、昼食をとることにしました。せっかく海まで来たので、写真の海藻うどんを食べることにしました。
このうどんに入っていた海藻は、
- わかめ
- めかぶ
- めこんぶ
- 布海苔(ふのり)
- 海苔(のり)
が入っていました。
写真でわかるように、器にところ狭しと、海藻類がひしめき合っていて、うどんが見えない状態であった。
さっそく、箸でうどんを挟み口元に持ってくると磯の香りがぷ~んとする。腰の強いうどんを食べてからつゆを飲むと少しトロミがかっていている。たぶん、布海苔(フノリ)の効果だろう。
そして、口の中いっぱいに磯の香りと味が広がってきて、同時に海藻から出るエキスも出し汁に溶け出して実にうまい。
という食レポ的な描写は、日本人なら分かりますよね。しかも、好き嫌いを別にしても、機会があれば食べてもいいかなあと思いませんか。
しかし、この食レポを見ても日本人以外の方にはわからないですよね。
どうしてか?
その秘密を解く鍵としてカリフォルニア・ロール(巻き)誕生秘話を見てみよう。
カリフォルニア・ロール(巻き)の誕生秘話とは?
日本人には、寿司の海苔巻きや海苔のおにぎりは、食欲をそそる香りもあってとてもおいしいと感じますが、欧米人にとっては、「あの黒い紙のようなものを食べるなんて?」という抵抗がある。
そして、カリフォルニア・ロールが考案された経緯がウィキペディアで書かれていた部分を引用してみると
1963年、ロサンゼルスのリトル東京に開店した「東京会館」(1998年に閉店)のスシ・バーにおいて、東京会館オーナーの小高大吉郎の提案を受け、寿司職人・真下一郎(ました いちろう)がタラバガニの脚身とアボカドをマヨネーズであえた巻きずしを考案したのが始まりとされる。また、海苔を内側に巻く作り方は、米国人が海苔を気味悪がって剥して食べている姿を見た同店の職人が考案したものとされている。
海苔が気味悪いなんて思うのです。日本人には、すごくいい香りでおいしいそうと感じますが、欧米人にはそうでないようですね。
では、日本人には、おいしいそうとどうして感じるのかいうと、それには、消化ができることに関係しているのです。
日本人だけが持っている消化酵素
日本人だけが持っている消化酵素については、2010年4月8日ネイチャー(Nature)誌にフランスの研究グループが発表した「日本人の腸にいる細菌は海藻を消化できる」と言うものきっかけでちょっとしたニュースとなった。
あの有名なネイチャー(Nature)誌に発表するようなものなのですかね。
では、「どうして日本人だけが海藻を消化できる酵素を持っているのか?」ですが、これは、北欧・スウェーデンの人々の腸内で、「牛乳を消化する酵素」を持っているのと同じらしい。
きっと、先祖たちが止むに止まれずに、食べざる得ない状況、あるいは飲まざる得ない状況にあったのでしょう。それが、食生活として習慣化されて消化酵素ができたとしか、言いようがないらしいです。
ちなみに、日本以外の国での海藻の取り扱いは、家畜の肥料がほとんどだそうです。
結 論
- 先祖のお蔭で、ほぼ日本人だけが海藻を消化できる酵素を持っている!
- だから、磯の臭いも味もすんなり受け入れることができる!
※「ほぼ日本人だけ」は全ての日本人ではないということです。
しかし、欧米人をはじめ、ほぼ世界的には、海藻類は繊維が豊富にあるので、食べた後に消化できずにお腹を壊すので、それを避けたいという行動になるのですね。
コンビニおにぎりを食する外国人は?
たまに、コンビニでおにぎりを購入して食べている外国人がいますが、大丈夫なのかとおいませんか。
実は、海苔は、焼くことで消化できるようになるのです。ですので、日本人以外でも大丈夫なのですよ。だから、コンビニで外国人の方も抵抗なく海苔のおにぎりを買われているのです。
となると、やがて、日本人以外の方でもやがて、海藻類を消化できる酵素を将来的に持つようになるかもしれませんね。
ところで、この消化酵素とは何ことを言っているのでしょう。
消化酵素とは
ここでちょっと、気になる酵素の働きっていうけど、その酵素(こうそ)とは、なんなのでしょうか?
調べて見ますと、酵素はタンパク質の一種の触媒分子で、消化・吸収や燃焼、排泄など身体の働きになくてはならない物質です。
例えば食べ物を消化吸収し、燃焼させ、排泄できるのは酵素のおかげとのこと。だから、消化酵素ないとお腹を壊してしまうのです。
とにかく、酵素は生命上、非常に大事なのですが、それが、民族の食習慣によって存在したり、しなかったりするということになるのですね。
最後に
今回、海藻うどんを食べたお店で、わかめと海苔(のり)を買いましたが、もしこれを見た外国人には、とても変わったものを食する人と思われて、少し嫌われ者になっちゃいますかね。
管理人は、帰宅後、さっそく夕食に新物のワカメの味噌汁を食べましたよ。
おいしいかったですね!
改めて、日本人でよかったです!(^^)!