サービスエリアとパーキングエリアを利用した経験はありますか?
年末年始やゴールデンウィーク、そしてお盆の時期には、高速道路が渋滞することが多いですね。
高速道路の渋滞は、運転手はもちろん同乗者も非常に疲れますね。
特に、小さなお子さんがいる家族の場合は、トイレ休憩も含めて大変です。
そんな時に利用するのが、サービスエリアとパーキングエリアとなりますよね。
今回、なんとなく利用していたサービスエリアとパーキングエリアの違いと最近のパーキングエリアの変容について調べてみましたので、参考にしてください。
サービスエリアとパーキングエリアの違いには規定があった!
世の中には、冒頭のような疑問があって実際に国土交通省に質問をしていて、その回答がホームページに掲載されていたので紹介します。
では、その疑問となっている高速道路のサービスエリアとパーキングエリアの違いを教えてくださいという質問に対して…
回答
高速道路の休憩施設は、提供するサービスの内容、休憩施設相互の位置関係によりサービスエリア(SA)とパーキングエリア(PA)に区分しています。一般的にはサービスエリアには休憩所、駐車場、トイレに加え売店、食堂、給油所などが備わっており、パーキングエリアには駐車場、トイレ、必要に応じ売店が備わっております。
と回答しています。
大きな違いは
- サービスエリア(SA)には、食堂、給油所などがある。
- パーキングエリアには、これらが無いと言うことです。
運転が疲れたら休むのが一番いいわけですが、どうして、ひとつの設定でなくて二つの施設を設定したのか?
それは、疲れのタイミングの違いと分散化があったようです。
疲れのタイミングで設置!
一般的に車を運転すると眼が疲れて、やがて、同じ姿勢のために腰に負担がかかり身体疲労を感じてくる。
どれくらいのタイミングで疲れを感じるのかは、人によって違うが普通のスピードでは2~3時間のようです。
高速道路の場合は、一般道路と違ってスピードが速いので目の疲れ度合いも早い。
しかし、渋滞のイライラと重なって違った意味で疲れる。
これらのことを考慮して、パーキングエリアとサービスエリアの設置目印があります。
- パーキングエリア(PA)は15km間隔に一つ
- サービスエリア(SA)は50km間隔に一つ
にしている。
この間隔で、パーキングエリアとサービスエリアの設置することで休憩と食事やガソリンの給油ができるのですね。
しかし、最近では、単なる駐車とトイレ休憩だったパーキングエリアが変容しています。
変容するパーキングエリア!
元々パーキングエリアは、食堂、給油所など設置しないので、規模としては、サービスエリアに比べて小さいのです。
しかし、当初の設置間隔通りにパーキングエリアやサービスエリアが設置できなかったり事例もあった。
また、当初の予想に反して休憩ニーズが強いために、パーキングエリアを多く利用する人が増えたりするところが出現した。
その結果、パーキングエリアという規模を超えて、サービスエリア以上の規模になっているとユニークな施設を展開しているところが全国的にいくつかあります。
例えば、次のような感じです。
- 羽生パーキングエリア(埼玉県羽生市)は、江戸時代にタイムスリップした鬼平江戸処としての娯楽施設
- 厚木PA(神奈川県厚木市)は、和風旅館ようなもてなしの施設
- 伊勢湾道・刈谷PA(愛知県刈谷市)は、遊園地も併設
- 関越道・寄居PA上り線(埼玉県寄居町)は、星の王子さまのテーマパーク
などがあります。
もはや、単なる休憩施設を超えた変容ぶりとなっています。
レジャーと一体化したエリアに変貌しているようですね。
まとめ
サービスエリアとパーキングエリアは、それぞれ規模や提供するサービスが違うものです。
基本的な違い方を知っておくことで休憩の仕方の目安がつきます。
しかし、場合によっては、パーキングエリアも変容していることもあることも知っておきましょう。
今までの高速道路のイメージが変わってきますね。