新聞の広告チラシは、週末になると多いですね。
いつものように見ていると、ある広告文、いわゆるキャッチコピーが目に入った。
○○には、理由があるというコピー文の理由のところにワケというルビがふってあった。
確かに、理由と訳(わけ)は、同じように使うが、ホントの違いは、どうなのか気になり、調べて見ました。
理由と訳の違いとは?
結論から言いますと、理由も訳も全く同じ意味です。
だから、日常的に使用されているのです。
調べてみたら、訳という語源は”分ける”と同じとのことです。
この”分ける”は、理由の理から派生している。
理の語源は、なぜか右の”里”なのです。
どんな意味かと言うと、田んぼに線を引いて道筋をつけるという意味で、左りの”王”は、玉のことで玉に筋をつけてきれいに割れることを意味していた。
この割れる様が、”分ける”となった。
そして理そのものは、コトワリと読まれますが、これは、事が割るで分かりやすくということです。
少し、話が長くなりましたが・・・
理由 = 分ける = 訳
となる。
結局、同じことの意味を昔から使っていたということですが、どうしてなのと思いますよね?
使い方で違う?
理由というのは、根拠として意味が強い。
つまり、論理的な最終判断材料の根拠である。
しかし、訳の場合は、言い訳とか表現されるように、理路整然が今一つ乏しいときに使われることが多い。
たとえば、英訳と言っても、本当の正確な訳はできないので、大体、こんな意味を言っているという発想ですね。
- 理由は、論理的思考、原因結果の説明、目的の説明など理路整然型の使い方が多い。
- 訳の場合は、言い訳や英訳などの翻訳など感情的にわかればいいという使い方が多い。
ですので、文書型の説明の場合には、どういう理由なのかという表現が多い。
一方、口頭の場合は、どういう訳なのという表現が多いですね。
まとめ
結論的には、理由も訳も同じ意味であることがわかったが若干、使用方法で違うようですね。
- フランクな説明が求めらる場合は、訳の使用
- 明確な説明が求められる場合には、理由の使用
ということですね。
どうぞ、訳がわからなく無いようにしてくださいね。