ダイエットを考えている方なら、まず試そうとするのが食事制限ではないでしょうか。
中でも、朝食抜きばかりか夕食抜きのダイエットまで検討してみたいという方も多いと思います。
しかし、朝食抜きは、結果的に太ることが科学的な根拠が発表されましたので、残るは夕食抜ダイエットと思う方も多いと思います。
とは言っても、夕食抜きダイエットには興味があるものの果たしてやってもいいのかどうか不安があるのではないでしょうか。
そこで、今回、
- 夕食抜きダイエットメリットとデメリットはなにか
- 夕食の必要性はあるのか
- 朝食の摂り方をどうしたらいいのか
という点について、夕食抜きダイエットを大検討みましたので、一緒に見てみ行きましょう。
夕食抜きダイエットのメリットとデメリット
「痩せるために夕食抜きダイエットをしたいが、健康面で問題がないかどうかが気になる」という方も多いと思います。そのメリットとデメリット確認しておくことは、大切ですので早速、どんなことがあるのかみてみましょう。
夕食抜きダイエットのメリットとは
夕食抜きダイエットのメリットについて調べてみますと、ほぼ次の3つに集約されます。
- ダイエット効果が出やすい
体重を減らすという目的のみからすると、普段の食事量が減るので簡単に体重を減らすことは可能となります。 - 太りにくくなる
寝ている間でも内臓は働きます、特に腸内活動は活発になりますが、夕食を抜くことで脂肪分の吸収が無くなるので太りにくくなります。 - 胃腸を休める
食べることで胃腸が働きますが、夕食を抜くとその負担が減り、エネルギーを消化に使う必要もなくなります。すると、その分のエネルギーが脂肪燃焼や老廃物の排出に回されてデトックス効果を促進し、体内の代謝が良くなるとのことです。
以上のようなことが言われていますが、夕食抜きダイエットはすぐに実行しやすて、ダイエットが簡単に出やすいことでしょうかね。
夕食抜きダイエットのデメリットとは
次に夕食抜きダイエットのデメリットについて調べてみますと、ほぼ次の3つに集約されます。
ということが夕食抜きダイエットのデメリットと言われています。健康面では、やはり良くないように思いますね。
ここで、夕食そのものが人にとってどうして必要なのかを改めて考えて、夕食抜きダイエットが必要なのかを検討してみましょう。
夕食の必要性とは
夕食の必要性を考えるに当たり、一日の食事の回数を歴史的に見てみましょう。
縄文時代には、遺跡の道具から推測して、猪、鹿、熊、魚などの魚肉類や貝塚があるので貝を食べていたようですね。
この縄文時代では、いつ食事をしていたのかは、判断できませんが、やはり日中に狩や漁をして、暗くなる前に食事、つまり夕食だけなのかと推測されます。
弥生時代には、稲作がされるようになり、米以外にも麦、ヒエやアワなども食べていたようです。もちろん、狩や漁もされていたようです。
この弥生時代には、稲作の伝来もあり、食料を貯めることを覚え、朝食もプラスされてほぼ1日2食と推測されますね。
この後は、ほぼ1日2食の時代がかなり長く続いていたようです。
平安時代の「蜻蛉(かげろう)日記」では、貴族の出勤状況で食事のことについて書かれています。
その記述から、貴族が朝出勤して帰宅後の朝食は巳の刻(午前10時頃)~午の刻(正午頃)になり、夕食は申の刻(午後4時頃)にしていたことがわかっています。
それでは、1日3食になったのは、いつの頃かと調べて見たら、日経新聞 電子版NIKKEI STYLEの記事「食事はなぜ1日3回? 食のリズムと健康の深い関係」で次ように紹介されています。
日本で朝昼晩と3食取る習慣が広まり始めたのは、江戸時代後半といわれている。それまでは力仕事をする人などを除き、2食が一般的だった。それが菜種油などを使った明かりの普及や娯楽の広がりなどで1日の活動時間が延び、次第に3食取るようになった。明治期以降は、人々が時計に合わせて生活するようになり、3食が定着した。
この記述からすると、1日3食になったのは江戸時代のようですね。
ただ、しっかり定着したのは、明治時代となってからのようですので、意外にも最近のことのようで、少し驚きました。Σ(・□・;)
こうしてみると、1日2食の時代が長く、身体的に染み付いているように思います。特に、夕食は、かなり古い時代から一日の終わりにゆったりとくつろぐために必要であったものと推測されますね。
同時に、寝ている間に腸が活発となり、食べ物の栄養を吸収しますので、夕食を大事な食事だと本能的に知っていたのではないでしょうかね。
ちなみに、「一日一食断食減量道」(加藤寛一郎、講談社プラスアルファ新書)を実践した方が発表している「2ヶ月で10kgの減量に成功!」というサイトでは、「一日一食とは、朝・昼をともに食べないで、夜は制限せずに普通に食べるのだ。」というやり方で、減量をされたようですね。
これらのことを考慮しますと、歴史的には夕食を大事にしていて身体的にもマッチしているようです。となると、夕食抜きダイエットは健康面や身体的な面から、むしろ避けたい方向を検討すべきとだと言えるような感じがしますね。
でも、せっかく夕食抜きでダイエットをお考えの方には、ダイエットの断念をというも酷な話ですので、上手な夕食の摂り方をご紹介します。
腹八分の一汁三菜の夕食ダイエット
ここで全国印刷工業健康保険組合のサイトで、「知っ得!健康ワンポイントアドバイス シリーズ食習慣を見直そう 第5回夕食のかしこい摂り方」の中で、次のように紹介されています。
上手に摂るにはという項目で次のように紹介しています。
理想的な時間としては、昼食の5~6時間後で、就寝時間の3時間以上前に食べ終わることです。就寝前の胃袋は空っぽになっているほうが良いので、夕食後から就寝までの時間は空ければ空けるほど良いといえます。
夕食の内容としては、洋食・中華よりは和食のようなあっさりしたものを選びましょう。
ここで、あっさりの和食としては、日本料理の定番である一汁三菜(いちじゅうさんさい)が良いではないでしょうか。
この一汁三菜は、ご飯に汁物が一品とおかず類が三品の献立が基本となっています。
実際には、おかず類は三種類とは限っていませんが、このパターンの食事を腹八分ですることで、摂取カロリーが抑えられて、太りにくくなると言われています。
反対に言いいますと、お腹いっぱい食べてるとカロリーが消費されずに太りやすくなるということです。
実際に、管理人の私も、夕食はお腹いっぱいに食べていましたが、5年前からご飯を抜いて夕食の量を減らしました。
今でも継続していますが、体重は増えることなく、一定していますので、特に腹八分の食事量はおすすめですよ。
では、もし夕食抜きダイエットをやるとした場合、朝食の摂り方をどうしたらいいのでしょうか。
朝食の摂り方をどうしたらいいのか
私自身、夕食抜きダイエットをしたことはありませんが、一度、病気で手術入院した経験があり、2日間の食事抜きの経験がありました。
その2日間の食事抜きの後に、明日から食事できますよと言われたときは、朝食が楽しみでした。
しかし、なんと翌朝の朝食は、小皿に野菜少しと市販の小さなヨーグルトだけでとてもがっかりした経験がありましたが、お腹が空いていたのでとても美味しかったことを覚えていますね。
夕食抜きダイエットというと、例えば、お昼12時に昼食を摂って、翌朝6時に朝食を摂るとなると、約18時間空いていますので、胃の活動はとても鈍くなっていますよね。
そんな状況で、お腹を空き過ぎて、一気に食べるのは胃腸にとってあまり好ましくないと言わざるを得ないようです。
お昼を食べることを考えると、普通の朝食が胃腸にも負担をかけないようですので、いつもの朝食の摂り方がいいようですね。
いつもの朝食の摂り方とは言っても、どんなものと思うかもしれませんので、一例をご紹介します。
先ほど述べた日本料理の定番の一汁三菜(いちじゅうさんさい)です。
実際には、これに似たように自分流にアレンジして食べているのではないでしょうかね。
例えば、ご飯、即席の味噌汁、納豆、目玉焼きという朝食、あるいは、パン党の方であれば、食パンにスープ、野菜サラダ、市販のヨーグルトなどにしていると思います。
このようないつもの朝食で、お昼まで活動するためのエネルギーを供給しておきましょう。
では、夕食抜きダイエットでなく朝食抜きダイエットをしたらいいではと考える方もいらっしゃるかと思いますが、注意することがあります。
朝食抜きダイエットは絶対しないこと!
これは、すでに科学的な根拠がしめされていて、太ることがわかっていますので、詳しくは、「朝食抜きには太る根拠があった!反論も合わせて比較調査してみた」という記事を参考にしてください。
終わりに
夕食抜きダイエットは、簡単に即効性があるようですが、総合的に検討してみますと、避けたほうがいいですね。
そもそも、摂取カロリーが消費カロリーよりも多いから太り、体重が増えていくわけですから、夕食の食事量を検討した方がいいみたいですね。
最後に、ダイエットとは、何かということをここで明確にしておきましょう。
ウィキペディアによると、次のように記載されていますね。
ダイエットは、名詞としては「規定食」という意味であり、動詞としては美容や健康維持のために、食事の量や種類を制限することである。単純に体重を減らすこと以外にも、健康のため栄養管理をしながら適正体重まで増加させることも含まれる。
ということは、健康維持のためにするものですので、健康を害して行うのは、ダイエットではないようですね。
健康的なダイエットをしていきましょう!(^^)!