ラグビーW杯!
2019年の最大のスポーツ祭典のひとつですね。
ラグビーW杯は、4年に一度に開催されます。
意外かもしれませんが、オリンピックとサッカーW杯に次ぐ世界三大スポーツのひとつに位置付けられているのですよ。
ラグビーW杯は、今までほとんど欧州やオーストラリアやニュージーランドで行われていたので、日本では、あまり馴染みがありませんでしたね。
今回のラグビーW杯は、アジアで初めて日本で9月20日から11月2日まで開催されます。
しかも、全国12会場で試合をしますので、興味も沸いて会場やテレビで応援したい気分になるのではないでしょうか。
がしかし、応援したいと思っても初めてラグビーの試合を観戦しますと、人数ばかり多く動いて、なにをしているスポーツなのか、ましてやルールや得点がわからないと何が何だかわかりませんし、面白くないです。
そこで、管理人が高校でみっちり2年間ラグビーした経験から、主なルールをなるべくわかりやすく、簡単に解説しました。
初めてラグビーを観戦する方でも、きっと面白く観戦できると思います!
ラグビーは陣取り合戦
まず、ラグビーというスポーツは、15人の選手で行う団体ゲームです。
動き、スピード、駆け引きなどの戦術は、団体で行うスポーツでは最高峰のひとつと言われています。
ラグビーは団体ゲームの最高峰!と覚えてくださいね。
では、どんな試合をするのかを見てみましょう。
最初に、ラグビーをするグランドにいくつかのラインとH形の柱があることを認識してください。(下の図参照)
ラグビーというスポーツは、あの楕円形のボールをボーダーラインとして相手陣地に乗っ取りしながら楕円形のボールを相手陣地の最終地であるインゴールにグランディング(着地)させるスポーツなのです。
試合開始は、ボールを相手陣地に向けてハーフウェイラインから地面にワンバウンドして蹴るドロップキックから始まり、15人の選手がそのボールに向かって一斉に走り出します。
実際に見てみると、さながら、コンパクトな戦国時代の陣取り合戦のようにも見えます。
しかも、30人(15人×2)という大勢の人間がグランドで楕円形のボールを必死の形相で奪い合うのを見ていると興奮してきますね。
今回は、ラグビーの競技ルールとしてはたくさんありますが、観戦のためにわかりやすいように、簡単なルールだけに絞り込み解説しましたので、早速、見てみましょう。
ラグビーのルールは大きく3つ
まず、ラグビー観戦ための基本的なルールとして、試合と反則と得点のそれぞれに関するルールついて簡単解説していきます。
時間に関するルール
ほとんどのスポーツは、試合時間が決まっているかゲーム数が決まっているかのどちらかです。
もちろん、ラグビーにも試合時間があります。
ラグビーの試合時間は、前半40分と後半40分で、合計80分です。
ハーフタイムがあり、12分の休憩があります。
実際にプレーすると、私の経験では、かなりハードで疲れます。
ちなみに、高校生の場合は、60分、中学生の場合は40分となっています。
ハーフタイム後は、サイドを入れ替えして試合を再開します。
なぜそうするかというと、風の向きで有利な試合に変わりますので、お互いに平等にするためです。
なお、ロスタイムもあり、レフリーが判断して若干の試合時間の延長があります。
それでは、観戦のためのルールですが、わかりやすいように、ボールの扱い方に関するルールだけに絞りましたので見てみましょう。
反則に関するルール
ラグビーは、ボールが起点とした仮想ラインが前進した分だけフィールド(領地)となるので、ボールの扱いルールが徹底しているのが特徴なのです。
ボールに関するルールの反則してしまうとボールが相手方に移りますので、当然、試合展開が大きく変わります。そんなことを思いながら見てください。
特に、観戦している場合は、その中で、次の反則ルールがよく出ますので注意してください。
ノックオン⇒ ボールを前にはじいてはダメ!
ボールをはじいて前に落としてはいけないというルールです。
そんなに落とさないのではと思いますが、楕円形のボールの性質上なのか意外にも落とします。
私の経験上、試合しますと、このノックオンが連続して起こることが多いです。(あまり頻繁に落としますと、よく監督に叱られましたよ(;’∀’))
罰則ルールですので、相手方のボールとして扱われてスクラムを組んで試合が再開されます。
スローフォワード⇒ ボールを前に投げてはダメ!
スローとは、ゆっくりという意味ではなく、投げるという意味です。
フォワードは、前方ということですので、つまり、前に投げてはいけないということです。
ラグビーと似ているアメフトの場合には、前に投げることができます。
しかし、ラグビーの場合は、自分より後ろの選手へ投げながら、前に進む方法の試合です。
少しややこしいようですが、意外にも進む時は進みますよ。
どうして、こんな面倒な方法をやるのかと思いますが、一気に前進すると面白みが無くなるからではないかと思います。
ラグビーはみんなで一緒に前に進んで勝利するのが価値ありとみているのではないでしょうかね。
これも、相手ボールのスクラムとして試合が再開されます。
オフサイド ⇒ 基本はボールの前でプレーしてはダメ!
これはサッカーなどで耳にしますが、オフサイドという罰則です。
全般的に言えるのは、ボールより前方にいて、プレーしてしまうことですが、そのほか条件によっていろいろあります。
罰則なので、相手方のボールとなりペナルティキックで試合が再開されます。
実は、ラグビーのオフサイドには、色々あって、ベテランの選手でもわからないときがあります。
オフサイドとしては、次の7種類ありますので、名前だけ紹介しておきます。
- ラインオフサイド
- スクラムオフサイド
- ラインアウトオフサイド
- キックのオフサイド
- 10mサークルオフサイド
- ノット10mオフサイド
- ノックオンオフサイド
ただ、このオフサイドは、オフサイド状態で選手がプレーした時に成立しますので、プレーしなければ成立しませんし、選手も一応注意していますが、たまにあります。
観戦して、とにかくオフサイドの反則があれば、突然、審判のホイッスルが高い音で鳴りますので、一体何があったのと思いますが、そんな時はオフサイドであることが多いです。
オフサイドは重い反則なので、ペナルティキックで試合が再開されると覚えておきましょう。
なお、ペナルティキックは、この後の得点に関するルールのところで話しますが、状況によっては得点に結びつくので、チームとしては痛いですね。
ハイタックル ⇒ 危険なタックルはダメ!
ラグビーと言えば、タックルがつきものですが、基本的には動きを止めるために腰付近にすることに多いのです。
これが、肩以上にタックルしてしまった、または、しようした場合は重い反則となります。
結果的には、相手側のペナルティキックで試合の再開となります。
タックルについては、アメフトと少し違って、ボールを持っているだけにできます。
ラグビーは紳士のスポーツと言われて所以のひとつらしいです。
しかし、エキサイトしてボールを持っていない相手選手を手や体で、妨害する場合もあります。その時は、オブストラクションという重い反則になり、相手側のペナルティキックとなり、試合が再開されます。
その他の重い反則ルール ⇒ 危険な行為はダメ!
基本的に重い反則の場合は、すべて相手のペナルティキックで試合が再開されます。
すでにオフサイドとオブストラクションは紹介しましたので、その他の重い反則ルールを簡単に挙げておきます。
- ノットリリースザ・ボール
タックルが完了したらプレーヤーはボールを離すことになりますが、倒れてもボールを離さずに持っていた場合の反則です。
- ノットロールアウェイ
今度はタックルをしたプレーヤーは、すぐに立ち上がるなどプレーの進行の邪魔をしてはいけないが、これを行わなかった場合の反則です。
- オーバーザトップ
ラックでわざと相手側に倒れ込み、プレーの邪魔をした場合の反則です。
- ハンド
ラグビーの場合は、手を使うのが基本なのですが、スクラムとラックの中では、足でかき出して外へボールはOKですが、手を使いボールを外へかき出してはいけないことになっています。
- ピックアップ
ハンドは手でかき出しはダメでしが、スクラム、またはラックの中のボールを拾い上げた場合もダメなのです。とにかく、足を使うしかないのです。
- コラプシング
スクラムをわざと崩した場合の反則ですが、体重さで崩れる場合がよくありますね。
- スティファームタックル
ハイタックルと似ていますが、スティファームタックルは、腕を伸ばして相手プレーヤーに打ち付けるような危険なタックルのことで反則となります。
- ノット10メートルバック
ペナルティキック、ゴールを狙えないフリーキックの時に防御側が10メートル戻らずにプレーした場合の反則です。
- オフザゲート
タックルが成立したら、必ず後ろから入ることになっているのですが、これを横から入ると反則になります。
以上の反則については、レフェリーである審判員は、プレーをしている所の近くで見ているので、わかりますが、観戦者側の私たちからは見えにくいので、ペナルティーキックになったら何か重い反則があったのだと思ってください。
次に獲得点数ですが、なぜかこれも独特な点数となっていますので、見てみましょう。
得点に関するルール
ラグビーの得点ルールは、他の団体スポーツと違ってちょっと変わっています。
先ほど見ましたラグビーグランドを見ながらイメージしてください。
トライ・・・5得点
トライとは、相手のインゴールにボールをグランディング(着地)させることです。
トライのやり方は、ボールを走って持ち込む方法がほとんどですが、ゴールライン近くでスクラムを組んでインゴールまで押し進めてトライするスクラムトライもあります。
※スクラムとは、ノックオンなどの反則があった時にお互いが組み合うことです。
トライで相手陣地を完全制覇した時には、なんと5点もいただけるのですが、管理人の私が数十年前にしていた高校時代時では4点でしたが、最初はどうしてこんなにもらえるのか?
と不思議でしたが・・・
実際に、15人の肉弾戦プレーをすると点数を取ることが、非常に難しいことがわかりますので、ある意味、みんなの価値ある成果点数なのだと思えるようになりましたよ。
ゴールキック(コンバージョン)・・・2得点
トライしますと、ゴールキックの権利が与えられ、トライした地点から延長したところから蹴ることができます。
方向は、グランドの内側からキッカーが蹴りやすい地点から自由に蹴ることができます。
蹴ったボールがH形のゴールポストの上の枠内を通り過ぎるようにキックすると2点もらえます。
なお、ゴールポストは幅5.6m、バーの高さ3mとなっていますので、斜め方向からこの部分を通過させるのは、かなり難しいです。
ということで、トライ+ゴールの成功=7得点となるわけです。
ペナルティートライ・・・7得点
相手側がトライさせないようにしますが、しかし、明らかにトライできるのに反則があってトライできなかったと判定された時に、ペナルティートライと認定されて7得点となります。
ペナルティーゴール・・・3得点
相手の反則で得られるのは、ペナルティーゴールです。
ペナルティによって与えられたキックで、ちょうどサッカーのペナルティキックと似ていますね。ラグビーの場合は、3得点となっています。
ドロップキックゴール・・・3得点
ドロップキックゴールとは、地面にワンバウンドしてボールを蹴ること言います。
やり方はプレー中に、ゴール近くでドロップキックして、H形のゴールポスト上の枠内を通り過ぎさせるのですが、俊敏な判断と正確なキックが必要ですね。
成功しますと、3得点となります。
ペナルティーゴールとドロップキックゴールがどうして?サッカーのように1点となっていなのかは、いまだに謎です。
確かに、どちらも集団の戦いですが、ゴールの価値が高いといえばそうなのかもしれないですが、でも、謎ですね。( ;∀;)
ルールのまとめ動画と得点の一覧表
上記のルールと得点についてコンパクトに初心者にもわかりやすくまとめられている動画と得点の一覧にした表を紹介しておきますね。
ルールのまとめ動画
公益財団法人 日本ラグビーフットボール協会が「初心者のためのラグビー観戦ガイド」で動画としてビギナー向けの動画解説を5つ用意していますが、その中のひとつ動画「ラグビーのルール<超・初級編>」を紹介しますね。
得点名称と獲得点数まとめ
得点名称 | 獲得点数 |
トライ | 5得点 |
ゴールキック | 2得点 |
ペナルティートライ | 7得点 |
ペナルティーゴール | 3得点 |
ドロップキックゴール | 3得点 |
最後に
管理人が若かった高校生の時に2年間がっつりラグビーしていた経験の視点から、ラグビーのルールを紹介させていただきました。
実際には、もっとルールがありますが、試合を面白く観戦するためのルールと得点に絞りこみ簡単に解説しました。
ラグビーのルールは、変わることがありますが、ノックオンやスローフォワードは、昔から変わっていません。これだけ覚えておいてもいいのではないかと思います。
しかし、得点などは、将来的には変わる可能性があるかと思いますが、その時は、試合の観戦で分かると思いますので、ご安心してくださいね。
今回のラグビーW杯を一緒に楽しく観戦して、日本代表チームを応援しましょう!(^^)!
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