天然温泉と源泉掛け流しの違い徹底調査!そこには意外な事実があった

社会一般

天然温泉と源泉掛け流しの違いってなんだろうと思ったことはありませんか?

 

管理人も疑問に思っていました。

 

というのも、たまに車で通る県道の広告看板に「天然温泉の宿○○」と書かれているんですね。

 

その看板を見ると…

 

タボス
タボス

天然温泉かあ、たまには温泉もいいな!

と思っていたんです。

 

そして、とある夜…その看板の旅館の「源泉掛け流しの温泉宿泊券を一名様にプレゼントします!」というテレビCMを目にしました。

 

ここで引っかかったのが「源泉掛け流し」という言葉。

 

天然温泉というからには、人工温泉ではないことがわかりますが…

 

なぜわざわざ源泉掛け流しと言っていたのか? それはどういう意味なのか疑問に思いました。

 

こうして、あえて「天然温泉の宿」や「源泉掛け流しの湯」という言葉を使うからには、何か違いがあるのではないかと。

 

これをきっかけに、今回は「天然温泉や源泉掛け流しの違い」について調べてみました。

 

あわせて「本来の意味」も紹介していますので、ぜひご覧ください。

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天然温泉と源泉掛け流しの違いとは

まず、結論から言いますと、

「天然温泉と源泉掛け流しの違いは、天然温泉と源泉は同じなのですが、その天然である源泉の扱い方の違い

ということです。

 

つまり、天然温泉そのものは、自然のものですが、その天然の源泉をどのように供給するかということです。

 

それを理解するには、「天然温泉とは何か」と「源泉掛け流しとは何か」を知ることが必要ですので、早速、みてみましょう。

 

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天然温泉とは何か

天然温泉とは何かと言いますと、人工でない地中から湧く湯で自然のもを温泉と言います。

 

温泉と言っても様々ありますので、1948年(昭和23年)で制定された温泉法で定義されています。

 

簡単に言いますと、環境省 「温泉の保護と利用」より抜粋しますと

 

    1. 地中からゆう出する摂氏25度以上の温水、鉱水及び水蒸気など
    2. 19種類の成分物質が1つ以上含まれている
溶存物質
遊離炭酸
リチウムイオン
ストロンチウムイオン
バリウムイオン
フェロ又はフェリイオン
第一マンガンイオン
水素イオン
臭素イオン
沃素イオン
フッ素イオン
ヒ酸水素イオン
メタ亜ひ酸
総硫黄
メタホウ酸
メタけい酸
重炭酸ソーダ
ラドン
ラジウム塩

この2つの条件を満たしますと、温泉と認定されます。

 

この2つの条件さえ満たせば、温泉と認定されたので、簡単に温泉と名乗ることができました。

しかし、2004年に週刊誌で「温泉偽装問題」が取り上げられてしまったのです。

天然温泉の揺るがす問題

どんな温泉偽装だったのかと言いますと、入浴剤利用事件、風呂に水道水を利用しての温泉など有名な温泉地で平気で行われていました。

 

そこで、2005年に温泉法が改正され、以下の点について明示を義務づけするようになりました。

その部分の温泉法施行規則第十条から抜粋しますと

  1. 温泉に加水している場合は、その旨と理由を掲示する
  2. 温泉を加温している場合は、その旨と理由を掲示する。
  3. 温泉を循環や濾過している場合には、その旨と理由を掲示する。
  4. 温泉に入浴剤や消毒剤などを加えている場合は、混入しているものの名称と混入の理由を掲示する。

となります。

ということは、加水、加温、循環、ろ過、入浴剤、消毒剤を明示していれば、温泉となるようですね。

なお、天然100%温泉という表現ができるのは、公正取引委員会が温泉を加水・加温・循環・濾過することなく利用する場合だけに使用できるものと規定しています。

 

天然温泉の見分け方

とは言っても、天然温泉であるかどうかは素人にわかりませんよね。

どうしたら、確認できるのかと言いますと、「天然温泉表示看板」で確認できます。

 

この制度は、天然温泉に対する正しい認識を喚起と温泉地の健全な発展に寄与しようと、主務官庁の環境庁及び運輸省(当時)の指導のもと、1976年7月6日に日本温泉協会の会員総会で創設が決定された制度です。

 

どんなマークで表示看板なのかは、日本温泉協会温泉名人「天然温泉表示制度の概要」で確認できます。

 

なお、天然温泉表示看板発行施設リスト で、設置の旅館やホテルを確認できます。旅先の宿の選定に役立つと思います。

 

では、次に源泉掛け流しとは何かを確認してみましょう。

 

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 源泉掛け流しとは

結論から言いますと、源泉掛け流しとは何かという公的には定義はないということです。

 

上記の温泉法でも、「源泉掛け流し」については触れていません。

 

では、なぜ、源泉掛け流しという表現にこだわっているのでしょうかというと、どうやら、各協会や団体などの都合で表現しているようです。

 

では、各団体の定義がどんなものなのか見てみましょう。

 

各団体の源泉掛け流し定義とは

各団体等の源泉掛け流し定義について、見てみましょう。

 

  • 日本源泉掛け流し協会

源泉掛け流しとは、「湧き出したままの成分を損なわない源泉が、新鮮な状態のままで浴槽を満たしていること」と定義しています。

ただし、加温はいいが、加水は認めない。

 

  • 日本温泉協会 

日本温泉協会では、源泉かけ流し(源泉完全放流式)と源泉100%かけ流し(源泉100%完全放流式)の二つがありますが、どちらも同じ定義をしています。

 

その定義は、浴槽に常時新湯を注入して溢流(オーバーフロー)させ、溢流した温泉を再び浴槽に戻して再利用しない「かけ流し」の状態で、注入する新湯については温泉を利用しなければなりません。

 

なお、源泉100%という表現ができるのは、公正取引委員会が温泉を加水・加温・循環・濾過することなく利用する場合だけに使用できるものと規定しています。

 

違うところは、加温の点です。

源泉かけ流し(源泉完全放流式)は、加水は認めないが、加温は特に規定していない

源泉100%かけ流し(源泉100%完全放流式)は、加水も加温も認めない

 

  • 日本温泉遺産を守る会 

日本温泉遺産を守る会では、『いわゆる「源泉かけ流し」(湯温調整目的の加水・加温は含む)の湯船であること。』としています。つまり、加水・加温を認めている。

 

旅の雑誌関係でも、源泉掛け流しについての考え方もマチマチです。

  • じゃらんでは「加温、加水」は不可としています。
  • 旅の手帖では、「加温、加水」は認めています。
  • 旅行読売では、「加温、加水」は認めています。

 

各源泉掛け流し団体等加温加水
日本源泉掛け流し協会×
日本温泉協会/源泉完全放流式
×
日本温泉協会/源泉100%かけ流し
××
日本温泉遺産を守る会
じゃらん××
旅の手帖
旅行読売

 

以上、各団体等の源泉掛け流しを見てきましたが、本当の源泉掛け流しとは、一体、何なのかという疑問に残ります。

 

本当の源泉掛け流しとは

今まで見てきた定義では、源泉の掛け流しという点では、お湯が浴槽に常に注ぎこまれて、あふれ出している状態は各共通しています。

 

問題は、「加温、加水」をどうするかということです。

 

 

  • どうして、加温をしなければならないのかというと、ぬるま湯だからです。
  • どうして、加水をしなければならないのかというと、熱い湯だからです。

 

 

ということは・・・

温泉を利用する方に快適なものを提供するのが本当の源泉掛け流し

と言えると管理人は思います。

 

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まとめ

天然温泉と源泉掛け流しの違いは、特にないことでしたね。

 

まとめますと

  • 天然温泉=源泉としいことであること
  • 温泉は、温泉法に定められたもの
  • 天然100%と源泉100%は、加水・加温・循環・濾過もしていない

ということですね。

 

温泉偽装問題をきっかけとして特に、天然温泉と源泉掛け流しについては、各業界や団体が安心感を与えて、不安なくお客様においでくださいとしていたようです。

 

「天然温泉の宿」や「源泉掛け流しの湯」と謳い文句にしているのは、このためだったのですね。

 

タボス
タボス

管理人も、なんかゆっくり温泉に行きたくなりましたね !(^^)!

 

 

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