一目千本桜って、知っていますか?
一目千本桜で有名なのは、奈良の吉野山の桜ですが、もうひとつ、東北の宮城県にもあるんです。
位置的には、宮城県南となります。
しかも、大河原町と柴田町を流れる白石川の両サイドにまたがるのです。
吉野山は、見る場所で光景が変わりますが、こちらの一目千本桜は、並木道となっているので散策や船に乗ってからの眺めとなります。
その一目千本桜の気になる今年の開花予想はどうなのかとアクセス方法や周辺の温泉地を紹介していますので、参考にしてください。
一目千本桜の開花予想は?
では、いつ頃開花されのかが気になりますね。
まずは、宮城県の場合の開花予想ですが、毎年、ほぼ4月10日前後です。
ですから、満開はこの後になりますね。
この時期が近づくと、桜まつりが開催されます。
しかも、大河原町と柴田町で仲良く開催していますね。
会場:宮城県柴田郡大河原町白石川右岸河川敷公園
会場までは、JR東北本線 大河原駅から徒歩3分の白石川河川敷です。
開催期間:平成31年 4月3日(水)~4月18日(木)参考見学コースとしては、会場へ行きますと、桜が咲いていますが、大河原橋の近くには白石川堤一目千本桜の生みの親・高山開治郎を称える桜樹碑があります。
そこから北側に散策して見晴らしが良く、両岸の桜並木を一挙に見渡せる展望スポット末広歩道橋で折り返しコースがあります。
会場:宮城県柴田郡柴田町 船岡城址公園
会場までは、JR東北本線 船岡駅より徒歩約15分です。
開催期間:平成30年 4月3日(水)~4月21日(日)参考の見学コースとしては、JR船岡駅に降り、徒歩で船岡城址公園まで歩きスロープカーで山頂へ行き、帰りは眼下に桜を見ながら降り、公園を散策して船岡駅に戻るコースがあります。
となっていますので、この期間であれば気持ちのいい桜をみることができると思います。
となっていますので、この期間であれば
気持ちのいい桜をみることができると思います。
とは言っても、やはり花より団子もあると思いますが、出店などがありますので、食事などもできますよ。
でも、本当に千本の桜があるの?
どうしても、数が多いという形容で一目千本という名称が付けられているのでは?
ちゃんとした植樹の史実が残されていて、ふるさとの思う気持ちか誕生しことがわかりますよ。
早速、経緯を覗いてみましょう!
ふるさとの思いが千本桜!
時は、明治の頃ですが、大河原町で由緒ある旅館がご主人を亡くして、やむなく廃業となった。
その時の長男であった高山 開治郎は、15歳にして東京に働き出た。
今まで、裕福な生活が一変したが住み込みで下働きを続ける毎日だった。
そんな生活の中で、いつも幼い時に過ごした大河原町の町並み、清らかな白石川、雄大な蔵王連峰を思いながら、いつかふるさとへ帰りたいという日々でした。
そう思いながらも、高い切符代もままならない状況でした。
いつか胸をはって、ふるさとに帰るぞと思いながら仕事に励み、商売のコツを覚え、仕事を終えて勉学に励みました。
ようやく、苦難の末に会社を起こして成功を収めました。
その後、いろいろ事業を拡張して発展していくが、いつも心は、ふるさとの宮城の大河原町にあった。
そんな時に、たびたび氾濫していた白石川の改修工事が完成したことを知り、完成記念に当時住んでいた東京の
桜並木がきっといい笑顔をもたらすと考えた。
この時、大正12(1923)で、まだ交通不便な時代でした。
早速、東京から植木職人を2人連れて、地元職人とともに白石川沿いに並木道を夢見て、700本の桜の苗木を大河原町から柴田町の船岡まで植樹しました。
その後、桜の苗木の根付きを確かめて、さらに500本の桜の苗木を
柴田農林高校の生徒一緒に植樹しました。
結果的には、ふるさとを思う一心で、1,200本の桜の苗木を植えたのです。
この1,200本もの苗木の金額は、今の金額で換算すると、2,000万円くらいだそうです。
なお、高山 開治郎氏さんの行為は、その栄誉をたたえて「桜樹碑」が建てられています。
本当に、千本以上のソメイヨシノの桜が植樹されているのですね。
この公共アクセスで思わぬサービス?
実際のどうやって、行ったらよいかと思いますね。
いわゆる、アクセス方法ですが・・・
近くにお住まいの方は、車でのアクセスが多いですが、実は、以前、この時期に仕事で行ったことがありました。
この桜まつり期間中は、国道も含めて大渋滞となります。
地元の方は、抜け道を知っていますが、遠方の方は、渋滞に巻き込まれて時間のムダとなりますよ。
それで、公共機関となりますが基本的に、JRしかありません。
ですから、JRのアクセスがおすすめです。
このアクセスが思わぬサービスとなります。
仙台駅からは、JR東北本線に乗車して約34分で大河原駅に到着しますが・・・
この桜の開花時期は、柴田町の船岡駅から大河原駅まで一目千本桜の並木道のきれいな桜をゆっくり見てもらうために、この区間のみ、いつもよりスローに走ってくれます。
「桜が満開の季節なので、ゆっくり走行いたします」の車内アナウンスがありますので聞き逃しないように!
これは、毎年のJRの粋なはからいとなっていますが、珍しいのか、毎年、地元のテレビニュースで流れるとのこと。
一度、電車からゆっくり桜を見るのもいい体験になりますよ。
ちなみに、大河原で下車しますと柴田町までの散策となりますが、全体を一望したい場合は、船岡城址公園の方がよいですよ。
なぜかマラソンのイベントがあります?
このマラソンは、一目千本桜マラソン大会という位置づけとなっています。
このマラソンは、柴田町にある陸上自衛隊船岡駐屯地が会場となります。
この日ために、わざわざ解放します。
ですので、残念ながら桜並木を走るコースではなく自衛隊駐屯地の訓練用コースを利用した大会となります。
訓練用コースなので貴重な体験できて、年々参加者は増えています。
駐屯地内の桜もキレイに咲いているので評判がいいとのことです。
今回で10回目になりますが開催日がまだ決定していません。
例年、4月の第三土曜日のようですが・・・
開催日やエントリーなどのお問合せについては、柴田町役場街づくり政策課まで(Tel 0224-55-2123)してみてください。
終わりに
ちょっと、おすすめの温泉があります。
もし、時間がありましたら、せっかくですので、温泉に行かれてはいかがでしょうか?
ちょっとだけ、遠くなりますが、宮城県蔵王町遠刈田(とおがった)温泉という処です。
私も、何度かいったことがあります。
ここの温泉地には、「神の湯」という共同浴場があるんですよ。
ですから、泊まらずに温泉体験が楽しめます。
しかも、青森ヒバで造られたもので雰囲気もいい。
また、入り口にには無料の足湯あり、観光客で賑わっています。
一目千本桜での散策で疲れた足を癒せます。
アクセスは、JRならJR白石蔵王駅からミヤコーバス遠刈田温泉行きで47分で現地に着きます。
もし、車なら、東北道白石ICから国道4号から遠刈田温へ向かう県道12号経由して16kmほどで着きますよ。
一目でいいから、この一目千本桜の散策をいかがですか?